みなさんは「ネットカフェ難民」という言葉を耳にされたことがあるでしょうか?
ネットカフェ難民とは、定住する家を持たず、インターネットカフェに
寝泊りをして、日雇い労働をする若者のことです。昨今マスコミで取り上げられ、国会でも話題になっています。
運営側としては、「恐るべき実態!」とあおりたて、充分な説明や何が問題かの提示もない、マスコミの怖さと無責任さを痛感しております。
この「ネットカフェ難民」問題は、複雑でさまざまな論点からの議論が必要と感じます。
ということでネットカフェ運営側からの視点も加えたTOM2.0初の社会派コラム
をお送りしたいと思います。
ネットカフェとは?
そもそもネットカフェとは何なのか?そしてなぜ安く泊まれるのか?
ネットカフェの歴史をすごく短くまとめると、名古屋発祥の漫画喫茶が全国に広がり大型化し時間課金制の複合カフェへと発展した。
運営コストが低く、利益率が高いため、競争が激化しており、付加価値サービスとしてパソコンとインターネットが必須となりネットカフェと呼ばれるようになっている。
一番のポイントは、営業届けが飲食店であることなのです。アミューズメント施設(ゲーセン)と判断されると、風俗営業の適応で深夜24時までしか営業できない。旅館業届けを出すと、広さ・衛生面で大きな改善を加えなければいけない。
ネットカフェはあくまでも飲食店なのです!ぶっちゃけると法律が追いつてないわけで、非常にグレーな営業形態なわけです。
会員制
ちなみに私はネットカフェを運営する会社にいます。そしてうちのネットカフェには原則「ネットカフェ難民」はいません。なぜなら完全会員制かつ、現住所の確認できる身分証の提示を100%お願いしているからです。(それでも長期滞在されている方はいるが)。報道ではそこのポイントをあまり抑えていません。「ネットカフェ難民」はいわいる非会員制のネットカフェに主没することが多いのだということを。
なぜ会員制にしているのか?さまざまな理由がありますが、3点あげるとしたら、1、ホームレスや難民の宿泊施設にしたくない。2、インターネット犯罪の抑制。3、マーケティングです。
派遣雇用の拡大
ネットカフェ難民問題で、いちばん焦点があつまるのはここかもしれない。国が悪いのか?企業が悪いのか?若者が甘いのか?
国の政策。景気回復と雇用拡大のため、日本は、規制緩和をすすめてきました。そこには、派遣雇用の拡大を促すものも多いようです。しかしこれを頭ごなしに悪いというわけにもいかない。
企業の採用計画。企業側もコスト削減や都合のいい労働として派遣社員を多く雇用しているという実態がある。
現代日本人の甘え
しかしあえて、ここで一番私が、問いたいのは、現代日本人にとって何が幸せで、何が豊かなのか?精一杯生きているのか?ということです。いきなり重すぎですが(笑)。ネットカフェ難民になってしまった人には、「親から虐待を受けた」とか「不当解雇された」とかさまざまな事情がある人はいると思います。しかし現在の格差社会の一番の問題は、「生きていくことへの甘え」ではないでしょうか?
うちの会社では、現在正社員を大募集しています。アルバイトスタッフにも正社員になることを必死で勧めています。しかし面接に来る人間やフリーターを続けている人間には、どこか甘えがあります。「僕には夢があるんですよ」と語りながら具体的には何もしていない人。志望理由は?と聞くと「東京に来たかった」と答える人。「将来は自分で店をつくたい」と言いつつフリーターを続ける人。どこか「必死にならなくてもとりあえず生きていける。」という甘えがあるんです。
結局教育なのか?
では、この問題はどうやったら解決するのか?市場主義で、豊かな社会になった以上回避できないことなのか?「国が援助をして家や働き口を見つけてあげるべき」と主張する人もいると思います。しかしそれって人間らしく生きることにつながるんでしょうか?
すこし長い視点になってしまいますが、まず義務教育や家庭内で、「働くことの意味」的な教育の時間をもっともうけられたらとは思います・・・。
うん、うん、考えさせられる話です。
そうですよね、確かに他力本願な若いのが多い気がする。
努力もしないでそのくせ、言いたいことワーワー言って、時給がどうの生活がどうの、笑わせるなって言いたいですね。
働くってことをもっと知らないといけない気がします。
このままだと戦後に逆戻りですね。